路地裏メルボルン

フィルムカメラで撮るスナップ写真を中心に、オーストラリア、写真、カメラのことを綴っていきます

ライカM4P, ビオゴンZM35mmF2とFomapan200で撮ったメルボルン

毎度、ran135です。

 

メルボルンのロックダウンは、金曜日から2週間延長されて、9月2日に終わる予定です。しかも、土曜日からビクトリア州全域です。結局1か月のロックダウンです。今回の延長分は、夜9時から朝5時までの外出禁止、仕事で外出する場合は許可証を携帯する等、今までの2週間より厳しいものとなってます。噂では、もっと厳しくなり、お持ち帰りのコーヒーや食事も禁止されるのではと囁かれていましたが、現在のところ、そこまでの制限はないようです。

こうやって、ロックダウンが続くとモチベーションの低下と同時に政府に対する、不信感もだんだん強くなってきています。もともと政治家に対しては、以前から全然信用なんかしてなかったけど、こんなに生活に影響のある政策を何回も実施されると、不信感というより、むしろ嫌悪感、反抗心が芽生えてきてます。「1年経っても、同じ政策しかとれんのかい!」と突っ込みたい気持ちです。けど、デモにはいく気はないですよ。

 

又、愚痴から始まってしまってすいません。さて本題です。

写真は、4月にメルボルンに行った時の写真です。機材は、ライカM4-Pとビオゴン35mmF2のコンビにFomapan200を入れて。

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スマホで撮影

 

Fomapan200

Fomapan200、コントラストは低めですが、使いやすいフィルムだと思います。コントラストの低いフィルムは、オーストラリアの昼間の写真にはちょうどいい感じになるから、こちらでは結構使えるかも。オーストラリアの太陽光は日差しが強くて影とのコントラストがすごい。だからコントラストは少し低いくらいの方が後で調整しやすい。

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

 

上の写真、奥のビルは完全に飛んでしまったのでLighitroomで焼きこんでます。粒子感はあるけれど街撮りスナップには大丈夫でしょう。ISO200のままで撮ったけど、このISO200っていう感度、日中撮り中心ならすごく使いやすい感度だと思う。コダックゴールド200とかカラープラス200とかも使うけど日陰、曇りも普通に使えるし、頑張れば夜もギリギリ使える。感度100だと日が暮れたら、かなり厳しくなってくるのを、もう少し頑張れる。感度400だと昼がきつい。

露出

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

 

この2枚の写真も奥の建物は白く飛んじゃってます。路地は日陰になっていてかなり暗いので、こちらに露出合わせると、日の当たっているところは飛びます。どっちに露出を合わせるかは、撮影者にとって永遠の課題ですね。風景なら、段階露出で撮影できるが、スナップはそうはいかない。僕は、歩きながら撮っていくタイプで、ねばって決定的瞬間が来るのを待つのが苦手だから、決めた露出でガンガン撮ってます。フィルムのラチチュードの広さに頼っている感じ。ほんと、いい加減な性格によるずぼらな撮り方。

 

ZM ビオゴン 35㎜ F2

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

さすが、ツァイス、Tコーティング、逆光に強い。これがツァイスで35㎜を使ってもいいかなと思った理由。もともと、ゾナーが好きでTコーティングのすごさは知っていたんだけど、35㎜はライカでお気に入りのレンズがあるので、避けてました。しかし、新品ビオゴン35㎜F2が20%オフでかなり安くなっていたので買ってしまいました。値段は、eBayの中古と同じくらい。

気になっていたサイズはズマロンや球面ズミルックスと比べたら大きいけど、許せるかなといった大きさ。もちろんファインダーの右下はけられるけれど、レンジファインダーだから仕方ない。写りはいろんな人がレビューしている通りよく写ります。オールドレンズと比べたら、破綻がほとんどない。癖のあるレンズが好きなんだけれど、何も考えずに撮れるレンズというのも手元にあっていいかな。

 

おまけ

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

今、メルボルンの市内は、工事が多いので、こういった歩道をカバーしたところが至る所に。

 

 

ライカM4P ビオゴン35㎜F2 Fomapan200 Melbourne Australia

 

メルボルンといえば、カフェ?????椅子の足の剝げとか結構好き。

あとがき

土曜日にオーストラリア各州で、大規模なロックダウン反対のデモがありました。メルボルンでは、衝突がかなり激しく、警官隊もデモの人もけがをした人がいました。デモが嫌いな理由は、こういった暴力に訴える人がいるから。もちろんデモに行って、自分たちの意思を表明するのは反対ではない。しかし暴力は反対。

OX-Farmの記事にロックダウン中、富豪(単なる金持ちじゃない)はさらに富を得ており、低所得者層は、さらに所得が低くなったり、職を失ったりして、格差が広がったとありました。こういった記事を目にすると、コロナの患者数、入院患者数、死者数だけを基準にロックダウンするのではなく、ロックダウンによって起こる社会問題の議論が必要なのではと考えてしまう。

そういえば、アメリカで去年の8月に発表されていた、コロナによる死者数は、94%が間違っていて、死因は他にあったと。94%の間違いって、これ、ほとんど間違ってるという事じゃないの????

こんな情報見ると、いろいろ考えさせられます。

とにかく、お互い健康には気を付けていきましょう。