毎度、ran135 です。
メルボルンはまだロックダウンが続いてます。あと3週間ほど続くことになってます。いつ終わるのかは未定。1週間の短期ロックダウンのはずが、7週間に。多分7週間では終わらないだろう。
感染者は増えてきているけど、長期のロックダウンの影響も考える時期になっているのではないかと。
ビクトリア州の州議会が開かれていない為、州知事とその側近で決められている今の状況は、民意が反映されているのか疑問に思っています。
Kodak Retina IIIC
また、つまらない愚痴から始めてしまい、申し訳ありません。
さて、本題のレチナIIIC大窓 です。カメラ自体については、沢山の方が書いておられるので割愛しておきます。
kuchiki-kohjiro.hatenablog.com
このレチナlllCは広角35mm、望遠80mmがセットでした。フラッとよった行きつけのカメラ屋さん。そこの店長が、「こんなのがあるよ。」とカウンターの奥から取り出してきたのが、このレチナ。それまでレチナには、全く興味なかったのですが、「ちょっと触ってみるか。」といった軽い気持ちで、操作法を教えてもらい、手に取ってみる。
小型のボディの割に、ズシッとくる金属ボディの重さ、レンズカバーを開ける時に手に伝わってくる感触。「何かこれいいぞ!」もう既に気持ちは、ぐらついている。
レンズカバーを開けて蛇腹を引き出すという作法に加えて、他にもギミックがあるのに驚いた。巻き上げレバーがボディの下にあったり、裏蓋を開けるボタンにセーフティロックがついていたりと、凝った作りになっている。これはヤバイ、物欲が、、
ファインダーを覗く。悪くない。シャッター速度も大丈夫そう。絞り羽根もOK.。露出計も生きてる。もう、これで積んでしまった。
Kodak Retina llc with Xenon 50 F2.8, Lomo Ldy Grey 400 Film, Rodinal R09
交換レンズを付けたレチナIIIC。
ピンが甘いぞ。レンズは、標準のXenon50mmf2です。
こうやって並べてみると、M2より若干小さいだけなのだが、実際にレチナだけ触ってみるとM型よりかなり小さく感じるんだけど、なぜだろう?
レチナIIIC、いいカメラ!! だけど、、、
家に帰って、ネットを見ながら操作法の復習。フィルムが逆算方式で0になると巻き上げられなくなる、というのを知る。フィルムを切らないための安全装置なのだろうが、こんなところまで気を使っているとは。
使い勝手は、これはお店で分かっていたことだが、慣れるとかの問題じゃ解決できない問題。絞りを合わせるのにいちいちカメラを逆さまにしないといけない。これは面倒。しかし、これも、クラカメを取り扱う儀式と思って楽しむことにしよう。バルナックカメラのいくつかの儀式が面倒で、使う事やめたのに、俺も大人になったもんだ。
しかし、Maso Yagihashiさんのブログを読んで、あるショッキングな事実を発見。広角や望遠レンズに交換すると、距離計がレンズと連動しない。ガーン!!!
やり方として、まずファインダーで距離を合わせる。そして、ボディーの距離目盛で距離を確かめて、レンズの距離目盛を同じに合わせる。もし、露出合わせが必要なら、シャッタースピードを合わせ、カメラを逆さにして絞りを合わせる。これはすごく面倒くさい。せっかく、80mmというポートレートに適した焦点距離があるのに、こんな合わせ方してたら、誰も撮らせてくれないぞ。
で、結論は、ある程度絞って、被写界深度を利用する。35㎜はいいけど、80㎜なんかで、そんな撮り方したことないけど.、大丈夫か、、、
あと、交換レンズのバブルケースがでかいし、交換に手間もかかる。交換レンズがあるのに、気軽の使えないじゃないか!!!あるいは
それで、この欠点を解決する方法として、もう1台、広角あるいは望遠専用のカメラを用意するのがいいのではという結論に。恐るべし、カメラおたくの思考回路。この辺の事は、またの機会に書きます。
さてこんなレチナですが、のんびりと写真を撮るには、とてもいいカメラ。撮影も含めていろんなご作法を楽しむカメラかな。これがクラカメの楽しみ方なんだろう。
Darebin
写真は子供のサッカーの大会で訪れたDarebin という所。試合の合間にグランド周辺を散策がてら撮影。
Kodak Retina lllC with Xenon 50mm f2, Lomo Lady Grey ISO400 Film, Rodinal R09
以上は、グランドの隣にある遊歩道にて撮影。Lomo Lady Greyはコントラスト低いので、Lightroomで少しコントラスト上げてます。ちょっとネガに傷がついてたな。
Kodak Retina lllC with Xenon 50mm f2, Lomo Lady Grey ISO400 Film, Rodinal R09
この遊歩道はグランドから歩いて5分位のところに発見。どんどん歩いて行きたがったが、試合観戦の為、断念。今度はゆっくりと川沿いを歩いてみたい。しかし、いつの事になるやら。。。。。
1枚目の日の当たっている所は、やっぱり白飛びしてる。ほんとオーストラリアの日差しは強い。あまりアンダーだとシャドウのディテールがちょっと心配。
Fitzroy
フィッツロイにフィルムの買い出し行ったついでに、その近くで撮った写真。
Kodak Retina lllC with Xenon 50mm f2, Lomo Lady Grey ISO400 Film, Rodinal R09
レンズのXenon50mmF2は小さいけど、よく映りますね。こうやって、実際使ってみると、レチナシリーズが人気あるのがわかるような気がします。手抜きのない凝った作りに、よく映る小型レンズ。撮る楽しみに加えて、カメラを操作する歓び。いいカメラに出会えたなと、ひとりにんまりしています。
それでは、皆さんもお体に気を付けて。