路地裏メルボルン

フィルムカメラで撮るスナップ写真を中心に、オーストラリア、写真、カメラのことを綴っていきます

国産二眼レフ ヤシカ635

毎度、ran135です。

 

パリオリンピックが始まりましたね。開会式、バックグランドに流してちらちら見てたけど、ファッションとダンスのショーに、ジェンダーダイバーシティなんかも取り入れてスポーツの祭典とは思えなかったんだけど。今後は、もうシンプルに各国選手の入場だけでいいんじゃないかと思う。それの方が新鮮で受けるんじゃないかな。と、若いノリについていけないおじさんは思った。

男子サッカーは、10人相手のパラグアイに圧勝したけど、なでしこはスペインに手も足も出なかったね。スペインは前回のワールドカップよりもレベルアップしてる。なでしこはこのスペイン戦捨ててたのかと思うくらいアグレッシブさがなかったね。まだグループステージだし、強敵スペイン戦を捨てて体力温存してたと思いたい。清水の離脱が大きいけど、次の試合期待してます。日本男子は、OA枠使ってない唯一の国。勢いに乗って台風の目になってほしい。

 

さて、本題に入りましょう。

ヤシカの二眼を手に入れました。ローライフレックスを売却してヤシカに鞍替えとは何考えてるんだと思う人が大半でしょう。僕もちょっと迷走したなと思わないこともない。しかし、売却した時は、「ローライコードVだけでいこう」とまじで考えてたんですよ。ただ、ローライコードVだけだとカラーとモノクロの融通が35mmフィルムカメラのように利かないことが気になり始め、もう一台いいローライコードIVでもあれば買いたそうかと考えたのが間違いだった(?)。

 しかし、ローライコードIVのいい出物がなく、気長に待とうと考えている時、たまたま遊びに行ったカメラ修理人(引退されてます)から、日本製の二眼もいいよと勧められる。それで気になって調べている時に面白い出物があったのでGET。

 

それがこのヤシカ635。

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何が目を引いたかと言うと、35mmフィルムも使えるというギミック。この時は、「面白そう」と思ったが、冷静になってみると「わざわざ使わないよね」と思い始めてます。

35mm用のアダプター。

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フィルムカウンター。
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それと、操作がローライコードとほぼ同じ。右手で全部の操作ができる。重量もローライコードよりも重いがローライフレックスよりも軽い。


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使っていて気付いたが、80mmという焦点距離がいい。これが今の僕にはぴったりときている。

ヤシコールは3枚玉だ。ローライ35の中でも一番気に入ってよく使ったのが3枚玉付きのローライ35Bだったから、3枚玉、枚数が少ないといってばかにはしません。むしろ、3枚玉は好きなレンズ。テッサー型の4枚玉もいいけどね。

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それでは写りの方はどうか?

結論から言ってしまえば、よく写る。レンズ枚数が少ないせいか、抜けがよくシャープな写りをする。ローライ35Bもそんな感じだったと記憶してます。僕のストリートスナップにはいい感じです。ポートレートだとちょっとカリカリかな。

 

reflection, 06-2023

最短撮影距離に近い。ピントの合ったところはもちろんシャープ。

 

at Melbourne, 2024-06

ハイライトに変なにじみがないのに少しびっくり。

 

Samuel Lane, Melbourne, 2024-06

 

light, 2024-06

ビルもまっすぐシャープです。

 

Market St, Melbourne, 2024-06

無限遠でもしっかり写ってます。

 



最後の手ブレです。ちょっと残念。

 

こうやって見ると、大当たりのレンズにあたったのかもしれません。良く写ってます。

 

ヤシカはローライフレックスと比べると普及版カメラ。普及版といっても造りはしっかりしてるし、一つ一つの操作感覚もよくチープな感じはしない。やはり、戦後の日本人はすごく頑張って良い物を造っていたんだと改めて思った次第。


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この"YASHICA"のロゴが面白いと思った。なんかマカロニウェスタンとかの酒場のサインの様に思えて。

 

 

それでは。