路地裏メルボルン

フィルムカメラで撮るスナップ写真を中心に、オーストラリア、写真、カメラのことを綴っていきます

デジタルか銀塩か

毎度、ran135です。

 

メルボルンのあるビクトリア州は約2週間のスクールホリデーに入りました。僕の方も少し仕事が落ち着いてきたので、4月のスクールホリデーから次男と見始めた、「真田丸」を先週末に見終わりました。久々の大河ドラマ、かなり楽しませてもらった。特に大阪城入城からは、一気に見てしまった。

日本の歴史って面白い。とにかくいろんな人物がそれぞれ個性や癖があって、ストーリーに絡んでくる。そして時代が動いていく。オーストラリアは、アボリジナル原住民は別として、イギリス人が移民してからの歴史が短いので、面白みに欠ける。まあ、ほとんどオーストラリアの歴史を気にしてないからというのもあるんだけど。

一つ思ったことは、この「真田丸」、演技があざといというか、わざとらししく感じたから慣れるまで戸惑った。ストーリーが面白かったから見続けられたが、面白くなかったら途中でやめてたかも。息子も演技が大袈裟だと、第一話見終わって漏らしてた。今の大河ドラマもそんな感じなのでしょうか?それともこの「真田丸」だけ?

 

さて今回の本題、「デジタルか銀塩か?」に入ります。なんかごっついタイトル付けましたが、そんな大したこと書いてません。

 

撮影にデジタルとフィルムカメラを持って行ったんだけど、たまたま同じ被写体を撮ったものがあったのでちょっと比べてみようと。

いつもは、カメラ2台持っていく時は、デジタルとフィルムカメラの組み合わせでも1台に35mm、もう一台に50mmを付けていくんだけど、ミスでどっちも50mmが付いていた。M262に付けたのはビオゴン35mmF2と思ってたら、プラナーだった。だからそのまま撮影。

 

 

普段は、デジタルで撮った被写体を、フィルムで撮影しなおす事はないし、その逆もない。だから、デジタルとフィルムで同じ被写体を同じ焦点距離のレンズを使って撮るということは珍しい。

 

まず、穴の開いた葉にきれいな光が当たっていたので、ここはモノクロと思って、モノクロフィルムを入れたフィルムカメラでパシャリ。

しかし、黄色く色づいた葉もきれいだなと思って、デジタルでカラー写真も撮っておこうかなと思い、パシャリ。とこんないきさつで、デジタルとアナログで撮影。

 

まずは、ベッサR3Mで撮影したもの。フィルムは、ローライRPX100、レンズはズミクロン50mm第3世代、フード内蔵の一つ前の指あてのついたやつ。

Rollei RPX 100, Bessa R3M, Summicron 50mm F2 3rd

ネガを見ていい感じと思い、スキャンして、自分でいうのもなんですが、ちょっと見とれてしまった。ズミクロンの捉えた光があまりにも綺麗なんで。そして考えたのが、M262で撮ったものをモノクロにしたらどうなんだろうかとね。

 

Leica M262, Planar 50mm F2 ZM

まずはカラー、撮って出しJPEG。このままなら、ボツ写真。

 

Leica M262, Planar 50mm F2 ZM

そして、モノクロに変換。結構いい感じになった。やはり最初にモノクロを意識して選んだ被写体だから、モノクロの方がしっくりくるのかも。

Lightroomでもっと追い込んで、フィルムっぽくできるのかもしれないけど、今回はコントラストやトーンカーブなどの調整だけです。

 

レンズも違うし、三脚使ってないのもあり、フレーミングが違うしで、比較というわけにはいかないのですけど、こうやって見てみると、どちらもいい感じなんだよなあ。

構図がかなり違うので、印象が変わってるかな。もちろん、光の描写の仕方もこの2枚の印象を違ったものに見せている。

今の僕なら、上のフィルムで撮影したほうを選択するけれど、また違う時に選べばデジタルを選ぶこともあるかも。

この2枚に関しては、フィルムの見せる柔らかい光がいいなと思う。この辺は、レンズはもちろん、フィルムと現像方法でも変わってくるので、一概にフィルムの方が柔らかい描写をするとは言えないけど。

皆さんは、どう思いますか?

 

また、ライカM262とローライRPX100で撮った写真を載せたいと思っています。

 

それでは。